ヘアドネーション活動にご協力いただきました👏

 

〜ヘアドネーション活動とは〜

小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供するNPO法人の活動です。

当店は3月よりこのヘアドネーション活動に賛同店として登録させていただいています。

 

ヘアドネーション活動はボランティアですが、賛同店でヘアドネーションカットを行う場合、カット料金(当店では通常のカット料金)が発生します。

当店では炭酸シャンプーをサービスしています(小、中学生除く)

 

お客さま(ドナー)の髪の毛をサロンが代理で送ることはできません

髪の毛はお客様ご自身で発送していただきます。

【髪の毛・ドナーシート(当店よりお渡しします)・返信用封筒(受領証をご希望の方のみ)を1セットにして送付してください。

ドネーションヘアの発送には、追跡機能のついた方法(日本郵便のレターパックやヤマト運輸などの宅配サービス)を推奨しております。】

 

 

さて、今回は小学6年生と小学2年生の女の子のゲスト2名のヘアドネーションを紹介します!

 

先ずは6年生女子のゲスト

 長さは十分にある彼女ですが、いきなりショートになるのには少し抵抗があるようでしたので、

ミディアムの長さをキープできるよう、規定の髪束の長さギリギリの31センチをカットし、ミディアムボブヘアに仕上げました。

 

*規定の長さのよくある質問について、当サロンが賛同するJapan Hair Donation & Charity(通称:JHD&C,ジャーダック)より抜粋します

JHD&Cでは医療用ウィッグ提供のために「31センチ以上のドネーションヘア」を必要としています。

脱毛症状などによりウィッグを必要とするお子さまの多くが希望しているのは、セミロング、ロングヘアのフルウィッグです。

31センチ未満の髪の毛では、医療用フルウィッグを作ることができません。髪の毛を半分に折り返してウィッグの地肌となる生地に植え付けるためです。

ドネーションヘアの長さとウィッグ仕上がりの目安は

31センチはショートウィッグに

40センチはボブウィッグに

50センチはロングウィッグに

60センチはスーパーロングウィッグに

カットした毛束のなかには、当然のことながら短い髪の毛もあります。

31㎝に満たない髪の毛は、仕分け後にヘアケア剤などの研究開発に欠かせない「評価毛」に、また、美容師さんが練習で使用するカットマネキン用などに販売し、提供費として役立てさせていただいています。

 

参照

ウィッグに毛植する毛髪は、折返して植えられています。

職人さんが毛植を行うとき、一目見みて折返し地点が分かるよう、ミシンで縫って目印をつけます。布を縫う感覚とは違って、縫われた毛髪を引っ張ぱると、糸の間からスルスルと抜ける仕組です。

40cmの毛髪を植える場合「25cm/15cm」で折り返して毛植しています。

 

 

 

そして2年生女子のドネーション

彼女も規定の長さ31センチは有にあり、丸くスッキリ収まるボブにしたいという事だったので余裕をもってカットさせていただきました。

 

ヘアドネーションに挑戦されるゲストは大人も子供も関係なく皆さま清々しい良い表情で帰っていかれます。

人の優しさで成り立つ社会を身をもって体験され、ご自身も心身ともに癒されるのだと思います。

 

する方も受ける方も両方が充実するボランティア活動。ヘアドネーションに、美容師としてお手伝い出来る事に感謝します。